「 プライバシー、それは、無くなるものらしい 」


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実際に ”盗撮サイト” とか、写真だけでなくムービーとして、しかも生中継しているサイトもあると聞くし、
実際にそんな映像は販売さえされているのです。そうした行動で逮捕される人々、有名人もいましたね。
警察関係者さえも、そうした行動によって逮捕されたというニュースも何度も聞きました。
僕はある出来事から、前記の可能性を感じ、秋葉原にあるその手の専門店へ友人と連れだって行って、
笑っちゃうような事実を知りました。そのお店では、盗聴、盗聴器発見器と共に、盗聴器やピンホールカメラや
コンクリートマイクといった盗撮器も売られていたのです。
そして親切な店員さんは 
「この発見器では、これこれしか発見できません。このクラスの盗撮器の周波数の電波はこのクラスの
発見器を使用しなければ感知出来ません。このクラスはプロ用のもので、業者の方かプロの探偵さん達が
お買い上げになります。お値段も急に高くなってしまうんです。一般の方が使用する物の10倍以上になって
しまいます。ちなみにこちらがこのピンホールカメラの映像です。どうぞ、お手にとってご自分の顔を写してみて
下さい。大変鮮明になっております。ちなみに一万円前後の一般向けの発見器ではワイヤレスピンホールカメラの
発信する周波数帯の電波を感知する事は出来ません。全体のシェアとしては、主に2種類の周波数帯が
使用されており、大体半々と言う所でしょうか。
お客様のお買い上げで希望の一万円前後の発見器ですと、50%の割合でしか発見できないという事になって
しまいます。2種類の周波数帯を感知するものとなると、こちらの16万円。
このクラスのものでないと発見する事は出来ません。それならば、専門の業者に依頼する事をお勧めしますが・・・」と、
これだけの情報を店員さんが一気に教えてくれるはずはもちろんありません。
僕が一つ一つ知りたいことを質問して、それに対して丁寧に教えてくれたのです。
そして僕は一万円程の発見器と、これも一万円程の親指大の防犯カメラを買って帰り、発見器で部屋中を捜しまわり、
ファックス、電話とエアコンから発する電波を感知しました。
それと、疑いの人物の住む隣室との間の壁を、上下左右に逃げ回るコンクリートマイクらしいものから発信されている
であろう電波も感知しました。
この事が示すことは、隣室の壁から、隣人に盗聴され、それを発見器で感知すると、ランプが付き、すぐに消える。
上下左右に動かすとまた感知。そしてランプが消える。
すなわち逃げる、ずらす・・・。という事は、発見器に感知している様子を、エアコンあたりから盗撮されていて、
ランプが付くと、隣人に知らされずらす。 
また感知すると、その様子を誰かが隣人に知らせている事を推測させませんか。
そして隣人のコンクリートマイクから映像を見ている。どこかの誰かに発信していた。
だから発見器が反応し続けたのです。
相手は一人じゃないと気付いた時点で愕然としました。しかし、隣人が急に引っ越しを決めたと大家さんから
聞いた時は、無駄な努力ではなかったと自分を納得させたのでした。
引っ越し当日、真っ昼間。カーテンを閉じてある僕の部屋の窓に向って、放射線状に光る光線を放つ、特殊な
ビデオカメラらしいものを両手に持ち、レンズを窓に向け、ゆっくりと防犯カメラの映像に入って来た隣人の姿を
一万円のカメラが捕らえています。
その行動と映像はとても大事な証拠となり得るのではと思うのですが。
それともう一つ僕の持っているMDプレーヤーのマイクで自分の室内のかすかな話し声を録音したいくつものMD。
このマイクが思いの他、感度が良く、かすかではあるが音声を録音する事ができました。
マイクの感度というのは、値段に比例しない事をしりました。そしてSDカードにも。